『名探偵コナン』は、テレビアニメや原作漫画だけでなく、毎年公開される劇場版も大ヒットを記録しています。その劇場版では、日本各地の有名な観光地やランドマークが舞台となることが多く、ファンにとっては「聖地巡礼」の楽しみも醍醐味の一つです。
今回は、数ある劇場版の中から、特に印象的な舞台となった聖地を厳選してご紹介します。映画の世界観に浸りながら、旅行気分も味わってみませんか?
1. 『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』(2000年公開)
舞台:志摩スペイン村
コナン映画初の本格的なサスペンス・アクションとして評価の高い本作。作中に登場する遊園地「トロピカルランド」は、言わずと知れた新一と蘭がデートした場所であり、物語の始まりの地でもあります。
作中で犯人に追いかけられる蘭が逃げ回る中で映る遊園地の様子と実際の志摩スペイン村を見比べてみてください。


2. 『名探偵コナン 迷宮の十字路』(2003年公開)
舞台:京都府京都市
服部平次がメインキャラクターとして活躍し、興行収入でも大ヒットを記録した人気作。物語の舞台は古都・京都であり、京都市内の多くの名所が緻密に描かれています。
- 清水寺(きよみずでら): 劇中でも象徴的な場所として登場。清水の舞台からの眺めや、音羽の滝など、見どころ満載です。
- 鞍馬寺(くらまでら): 源義経ゆかりの寺院として登場。神秘的な雰囲気が漂う場所です。
- 祇園(ぎおん): 花街として有名な祇園の町並みも、映画の雰囲気を盛り上げます。
映画を観た後に京都を訪れると、まるで映画の世界に入り込んだかのような感覚を味わえること間違いなしです。
3. 『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』(2006年公開)
舞台:神奈川県横浜市(横浜・みなとみらい21地区)
豪華客船や遊園地を舞台に、コナンと探偵たちが協力して事件を解決する本作。横浜の美しい港町「みなとみらい21地区」が舞台となっています。
- よこはまコスモワールド: 大観覧車「コスモクロック21」をはじめ、作中に登場する遊園地のモデルとされています。
- 横浜ランドマークタワー: 横浜のシンボルの一つ。作中でもその高層ビル群が描かれています。
- 横浜ベイブリッジ: 映画の重要なシーンで登場する大きな橋。
夜景が特に美しいみなとみらい地区は、映画の雰囲気にぴったりの場所です。
4. 『名探偵コナン 純黒の悪夢』(2016年公開)
舞台:アクアパーク品川
黒の組織との全面対決を描いた、シリアスでアクション満載の作品。作中に登場する「東都水族館」は、アクアパーク品川がモデルになっていると言われています。ライティングが綺麗な水族館で、本編での観覧車のシーンを思い起こしましょう。
5. 『名探偵コナン ゼロの執行人』(2018年公開)
舞台:東京都内(東京サミット会場周辺、警視庁公安部など)
安室透(降谷零)がメインで活躍し、大ヒットを記録した作品。東京を舞台に、大規模な爆破事件と公安警察の攻防が描かれます。
- 東京ビッグサイト(東京国際展示場): 作中のサミット会場「エッジ・オブ・オーシャン」のモデルとされています。特徴的な外観は、映画を観た方ならすぐにピンとくるはずです。
- 日比谷公園周辺: 映画のクライマックスでコナンが活躍する場所のモデルの一つと言われています。
東京の主要なランドマークが多数登場するため、都市のダイナミズムを体感できます。
6. 『名探偵コナン 紺青の拳』(2019年公開)
舞台:シンガポール
劇場版シリーズ初の海外を舞台とした作品。怪盗キッド、京極真、そしてコナンがシンガポールで巻き起こす事件を描いています。
- マリーナベイ・サンズ: シンガポールの象徴ともいえるホテル。屋上のインフィニティプールやスカイパーク、ショッピングモールなど、映画でも印象的に描かれています。
- マーライオン公園: シンガポールのシンボル、マーライオン像がある公園。コナンが事件に巻き込まれる重要な場所として登場します。
- シンガポールフライヤー: 世界最大級の観覧車。映画のクライマックスで重要な役割を果たします。
- ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ: 巨大な人口ツリー「スーパーツリー・グローブ」が特徴の未来的な植物園。夜のライトアップは圧巻です。
シンガポールを訪れる際は、ぜひ映画のシーンを思い出しながら観光を楽しんでみてください。
7. 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(2024年公開)
舞台:北海道函館市
最新作の舞台は、美しい夜景で知られる北海道函館市。怪盗キッドと服部平次が活躍します。
- 五稜郭(ごりょうかく): 星形の城郭が特徴の史跡。映画のタイトルにもなっており、物語の中心となることが予想されます。
- 函館山: 世界三大夜景の一つに数えられる函館山からの眺めは、映画でも描かれることでしょう。
- 金森赤レンガ倉庫(かねもりあかレンガそうこ): 異国情緒あふれるベイエリアの象徴。
- 元町(もとまち): 歴史的建造物が立ち並ぶレトロな街並み。
映画を観た後に函館を訪れて、その魅力を存分に味わうのも良いでしょう。
まとめ
劇場版『名探偵コナン』の聖地巡礼は、映画の感動を再体験できるだけでなく、その土地の新たな魅力を発見できる素晴らしい機会です。
今回ご紹介した場所以外にも、様々な映画の舞台となった場所がありますので、ぜひお気に入りの作品の聖地を訪れて、コナンたちの足跡を辿ってみてはいかがでしょうか。
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