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劇場版『名探偵コナン』のセルフオマージュから予想する第29作と第30作の内容!

毎年、多くのファンを熱狂させる劇場版『名探偵コナン』。単体でも見応えのある作品ばかりですが、実はここ数年の作品には、過去作へのセルフオマージュが巧妙に仕込まれているのをご存知でしょうか?

目次

第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
〜第1作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』のオマージュ

共通点:
爆弾の処理: 犯人逮捕後、仕掛けられた爆弾をどう処理するかがラストシーンの鍵となります。
色: 爆弾の解除コードが「赤と青」
運命共同体: 蘭が危険な状況に置かれ、コナン(新一)が彼女を救うために必死になる構図が描かれています。
第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』 ← 第2作『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』
共通点:
水中の施設が舞台: 『黒鉄の魚影』ではインターポールが開発した「パシフィック・ブイ」という海洋施設が、『14番目の標的』では海底レストラン「アクアクリスタル」が、主要な舞台となります。水中に展開される事件という点で共通しています。
水中での人工呼吸: 危機的状況に陥ったキャラクターを救うため、水中での人工呼吸が行われる描写があります。これは、観客に強いインパクトを与える名シーンとして、両作に共通する重要な要素です。
狙われる標的: 複数の人物が連続して狙われるという構造も類似しており、誰が次の標的になるのか、なぜ狙われるのかというサスペンスが共通しています。
第27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』 ← 第3作『名探偵コナン 世紀末の魔術師』
共通点:
メインキャラクター: 怪盗キッドと服部平次が物語の中心として活躍する点が最大の共通点です。2人の共演は、ファンにとって非常に人気のある組み合わせです。
財宝を巡る物語: どちらの作品も、特定の財宝(卵、刀)を巡って事件が展開され、その財宝の隠された真の価値や意味が物語の終盤で明らかになるプロットが採用されています。
歴史の謎: 財宝が日本の歴史や伝説に関わるという点も共通しており、歴史ロマンがミステリーに奥行きを与えています。
プロット構成: 物語の骨格、すなわち「怪盗キッドが絡む財宝争奪戦の中で、服部平次がコナンの協力者として活躍し、最終的に財宝の意外な正体が判明する」というプロットがそのままオマージュされています。
第28作『名探偵コナン 隻眼の残像(仮)』 ← 第4作『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』
共通点:
記憶喪失のヒロイン: 『瞳の中の暗殺者』では蘭が、『隻眼の残像(仮)』では誰かが、事件を目撃したことで記憶を失い、その記憶を取り戻そうとする中で犯人に命を狙われるという、緊迫したプロットが共通しています。
犯人による執拗な追跡: 記憶喪失の人物が、その失われた記憶ゆえに犯人から執拗に命を狙われるという、スリリングな展開が両作で描かれます。
コナンの奮闘: 大切な人物を守るため、コナンが知恵と身体能力を駆使して奮闘する姿が共通して描かれ、コナンのヒーロー性が際立ちます。
今後のセルフオマージュ予測:第29作と第30作
第29作と第30作も、それぞれ過去作のオマージュが続くことが予想されています。最新の情報と過去作の要素を照らし合わせてみましょう。

第29作『名探偵コナン ???』 ← 第5作『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』
現在の情報: 神奈川県警の萩原千速と横溝重悟がメインキャラクターであること、そして爆弾のカウントダウンが物語の重要な要素であることが、新たな予告映像から判明しています。
『天国へのカウントダウン』のプロット: この作品は、ある個人的な怨恨事件と、黒の組織が灰原哀を追っているという2つの要素が重なり合う複雑な物語でした。
第30作で黒の組織がメインになる可能性を考えると、『天国へのカウントダウン』のプロットを完全に踏襲するのは難しいかもしれません。
そのため、今回は部分的なオマージュとなる可能性が高いと予想されます。
予想されるオマージュ:
「爆弾のカウントダウン」が核となるため、爆弾処理のスペシャリストとしての萩原千速の活躍が期待されます。
『天国へのカウントダウン』で蘭がビルから飛び降り、コナンが助けるという印象的なシーンがありましたが、第29作では爆発の爆風をバイクで駆ける千速、あるいはカウントダウンが迫る中で窮地に陥るキャラクターをコナンが救うなど、「ギリギリの状況下での大胆な行動」がオマージュされるかもしれません。
第30作『名探偵コナン ???』 ← 第6作『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
現在の情報: 大倉崇裕脚本の第29作に続き、第30作は櫻井武晴脚本であることが公表されています。櫻井脚本は、大人の世界観や社会問題を深く掘り下げる作風で知られています。
『ベイカー街の亡霊』のプロット: 仮想世界「コクーン」を舞台に、子どもたちが力を合わせて事件を解決するという革新的な物語でした。
個人的には、仮想世界だからこそ、大人から遠隔で助けをもらいながらも、基本的には子どもたちだけでやり遂げるという設定が魅力的だと感じます。
しかし、櫻井脚本が大人の世界を描くことを得意としている点から考えると、第30作は『ベイカー街の亡霊』の「大人版」、つまり大人が中心となる仮想世界やサイバー犯罪をテーマにした作品になる可能性が高いと予想されます。
予想されるオマージュ:
『ベイカー街の亡霊』が当時、仮想現実、人工知能、親からの世襲による格差といった社会テーマを先駆けて扱ったように、第30作も現代社会が抱える新たな技術的な問題や倫理的な問いかけを盛り込むかもしれません。
まだ五感で体験できるような仮想世界ゲームは現実には実現していませんが、AIやメタバースといった技術が急速に進化している今、櫻井脚本がそれらをどのように解釈し、コナン映画として新しいエンターテインメントを見せてくれるのか、大いに期待が高まります。

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